SEOと呼ばれる検索エンジン最適化施策は、内部施策と外部施策に大別されます。

内部施策でチェックすべき3つのポイント

内部施策ですが、これは自社ホームページのhtml記述やテキストを、目的のキーワードで検索されやすくすることを意味します。

1. コンテンツ(主にテキスト)は足りているか?

検索エンジンは、主にそのホームページのテキストを分析して、どんな内容が書かれているWebサイトなのかを把握します。
一説には、1ページあたり800~1200字はあった方がよいともいわれています。

書くべきコンテンツが一定量あるにもかかわらず、それらがテキストではなく画像になっていると、検索エンジン対策としてはマイナスに作用する場合があります。
文章で伝えるべき内容はテキストで表示するようにデザインする方が正しいのです。

また、Webサイトの特性として、あるテキストにリンクを貼って、別なページへジャンプさせるということが可能です。
これは、メディア特性を活かしているともいえますが、別なページを見ないと理解できないような文章では本末転倒です。
初めてそのホームページを見る人に対して、ページをいくつもジャンプすることなく内容を伝える文章にする方が理にかなっているのです。

2. 正しくコーディングされているか?

今更ではありますが、ホームページはhtmlという言語で書かれていて、それには一定の文書構造があります。
ページ全体のtitleやkeywords、概要を意味するdiscriptionなどに始まり、見出しも上位階層から順にh1~h6まであります。

こうしたhtmlの基本ルールにそってデザインできるWebデザイナーであれば、検索エンジン対策にも適したコーディング方法でページ作成しているものです。
しかし、ブラウザ上での見た目だけにとらわれてデザインされたホームページには、基本ルールにあまり適していないコーディングがなされている場合があり、検索エンジンの評価を下げる要因になってしまうのです。

また、htmlコーディングが正しくても、その構造に適した文章を埋め込んでいなければ効果は上がりません。
ホームページ作成では、ライターにもhtmlコーディングに関する知識やノウハウが必要となるのです。

3. 検索されるキーワードの設定は合っているか?

企業名や商品名などの固有名詞の他にも、多くの企業ホームページでは、なんらかのキーワードで検索した時に、検索結果上位に表示されるべく、Webサイト作成されています。

しかし、そのキーワード設定が合っているかを検証したことはありますか?

例えば、ホームページとWebサイトはしばしば同義語として使われますが、ワードとしては別物です。
キーワードを設定する際に、意味は同じでもどの言葉を選択するかで、検索結果の順位は変わるものです。
従って、キーワードはより多く検索されている単語を調べて、それを設定するべきなのです。

検索サイトの順位やアクセス数をアップするための外部施策

内部施策に対して、自社ホームページではなく、外部のWebサイトで実施する対策を外部施策と呼びます。
これは主に、ある程度の信頼性のあるWebサイトから、自社のホームページに対してリンクを貼ることで、自社側の検索サイト評価をアップさせようというものです。

4. 検索サイトでの順位をチェック

御社のホームページは、意図したキーワードで検索した時に、何位に表示されるかご存知ですか?
Yahoo!やGoogleといった主要検索サイトで1ページ目(10位以内)に表示されるのであれば、順位のチェックも容易です。
しかし、そうでなければ定期的に順位チェックするのもひと苦労するもの。

一方、健康食品のECサイトを例に考えてみてください。
「健康食品,通販」の検索結果は膨大な数となり、上位はかなり有力なホームページで占められています。
こうした時、50位代でも70位代でも、簡単に検索順位をチェックする方法もあります。
いきなり10位に入ることは困難でも、SEO対策の効果を検証するためには、常に検索順位をチェックしておく必要があるのです。

5. 被リンク数をチェック

検索サイトでの評価が高いホームページからリンクされることで、リンクされたホームページの評価も上がる傾向があります。
こうした被リンクを増やすことも、重要なSEO対策のひとつです。

有料にはなりますが、Yahoo!のディレクトリ登録はわかりやすい対策です。
また、SEO専門会社が提供するサービスでも、こうした被リンクサービスというものが一般化しています。

こうした施策を実施するにあたっては、まず現状でいくつかの被リンクがあるのかもチェックしておきましょう。

6. SEOやリスティング広告を外注するには?

検索エンジン最適化のSEO(Search Engine Optimization)や、リスティング広告といったアクセス数アップのための施策は、自社でもできないことはありませんが、専門会社に外注するという方法もあります。
これらの検索エンジン対策は、SEM(Search Engine Marketing)と呼ばれ、実施にあたっては専門知識とその時々の最新情報が必要となるからです。

SEO専門会社とは

近年は主に内部施策としてキーワード設定や、そのワードに適した文章やコーディングの見直しなどを提示してくれます。
コンテンツの充実度も重要な要素で、これらに関する提案をしてくれる専門会社もあります。

リスティング広告専門会社とは

Yahoo!やGoogleのリスティング広告への出稿と運用を代行します。
リスティング広告自体はクリックされることで費用が発生する成果報酬型広告ですが、どういった文章で広告を出すか、それらのワードにいくらの単価設定をするかなどで、表示頻度や順位・クリック率が変わるため、日々のこまめな運用が必要となります。
こちらも初期費用の他、月額の基本費用が発生したり、最低出稿費用が設定されている場合がありますので、純粋な広告費用以外のコストも見積もっておく必要があります。